
「明確な理想が行く道を案内してくれる。途中、崩れる中で本当の自分が見えてくる。削られてこそ、究極にたどり着く」古代マヤ暦「13の音」越川宗亮著より
昔、役者をしていた頃に海外で活躍されている演出家の方のワークショップに参加したことがあります。そのとき「歩いてみてください」と突然課題を出されて困った経験がありました。なにを求められているのか、その演出家がなにを見ようとしているのかを咄嗟に考えてみましたがわかりません。不安のなかオロオロ歩いていると、「では今度はあそこに向かって歩いてください」と言われて、今度は目的や方向がしっかり定められていたので安心して歩けました。すると「人間はただ歩けといわれてもどこへ進めばいいのかわからないとエネルギーが弱くなる」と指導され、なるほど!!と思いました。
私たちには役者のような演出家はいないので自分たちでその「道」を作っていきます。どんな「道」になるかは人生いろいろ。(島倉千代子さんの世界)山あり谷あり。でも失敗というものはそもそもないのでなんでもいいのです。すべてがいい経験ですからね。今日はあらためてまずは自分がどこへ進みたいのか、どんな自分でありたいのかを明確に理想を描いてください。