
「無条件の愛。そのためには、周囲の人々を自分の親や子供のように思うこと。すべては自分と一体である。」古代マヤ暦「13の音」越川宗亮著より
マヤ語には「インラケッチ」という言葉があり、「あなたは私、私はあなた、あなたはもう一人の私」という意味があります。この言葉は人間に対してだけでなく、動物や植物、自然界のすべてのものに対して向けられるもの。苦手な人や理解できない人も、インラケッチの精神により相手は自分の鏡なのだと捉えます。鏡だからこそ自分自身の課題を見せてくれている存在。日本人の「人の振り見て我が身を直せ」と似ているかもしれませんね。
現代の資本主義社会では「自分だけが良ければいい」というような考え方になりやすいかもしれません。でもそんな精神では心の平和は得られませんし、社会の平和も実現しません。地球がピンチを迎えてる今、私たちが古代の日本人の精神や、マヤの精神を学ぶことは意味があると感じています。
今日の写真も先日の書家の方の個展でのものです。展示室の壁一枚にドーンと飾られていて、迫力のある素敵な作品でした。