
「自分を大切にすることを忘れない。信じて委ねることは、忍耐と育む心を生む。人は助け合いの中で生きている。」古代マヤ暦「13の音」越川宗亮著より
先日、ある患者さんがとても久し振りにいらしてくれました。長年、膝を痛めているのですが毎回来るたびに通っている整形外科への不満を口にします。きちんと診てくれない、高額な最新治療をしたが失敗された、病院を変えてもどこもやぶ医者ばかり...。そういいながら次から次へと病院を変えては同じことを繰り返しています。私が自分が納得しないやり方をするのはおすすめできない、信頼できる病院を探して自分の大事な身体なんだからもっと大切にした方がいいと思う、と伝えると、「病院や医者なんてそんなものですよ」と言われました。やっぱり伝わらないか。自分に合った治療を求めるのは誰でも当たり前です。でも、まずはその前に相手を信用することから始めないと。そして思ったような結果がすぐに出なくても、自分と相手を信じて、今はまだよくわからないけれどこのまま続けてみたらどうなっていくのかをすこし見守るような時も必要なんだ、私自身もまた勉強になりました。
自分を大切にするからこそ、信じて委ねてみる。今日一日はそんな意識で過ごしてみると心地よい流れに乗れそうです。