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施術とセッションの違い

セッションという言葉は音楽のジャズなどでも聞きますが、楽譜のない、その場でつくる即興のものというくらいの認識でした。施術の世界でもセッションという表現がありますがその使い分けは私には曖昧なままでした。そして今回、新しい施術を大阪へ学びに通っているうちに、施術というのは施術者側が「一方的に」手を施していくもので、セッションはクライアントさんの感覚を聴きながら「一緒に」ラクな身体をつくっていくことと知りました。身体を使って生活するのは施術者ではなく患者さん(クライアントさん)。その方の意見を聴きながら進めていくのがいちばんです。そして感覚を聴くというのもまったく難しいことではなくて、言葉で「右と左、どちらの足を重く感じますか」程度の簡単なものです。もしご本人に自覚はなくその感覚がわからなくても、ちゃんと身体にはひとりひとりの癖が出ていますので安心してください。